会議の効率を良くするためには「立ったまま」のほうがいい?

突然ですが、皆さんが働いている会社では会議はどのように行っていますか?
普通であれば、テーブルを囲みながら全員が椅子に座っている光景を思い浮かべるものだと思いますが、もしかしたらその方法は会議の効率を悪いものにしているのかもしれないのです。
そこで、今回は会議を効率良く行うための方法についてご紹介したいと思います。

座りっぱなしは体に良くない!?

座りっぱなしの状態で働くことにはさまざまな弊害があることが分かっており、たとえば北欧では長時間のデスクワークによって腰痛をはじめとする体の不調をうったえる人が増えたことが数年前に問題となりました。
そのため現在では、「立ったまま仕事をして、座るのはときどきだけ」というのが、北欧の一般的な仕事のスタイルになりつつあるそうなのです。

また日本では長時間座ることによって発生する健康障害のことは、総称して「座りっぱなし症候群」と呼ばれています。 この深刻な問題である座りっぱなし症候群に対し、現在ではさまざまな企業が対策を行っているそうです。

「立ったほうがいい」は科学的に証明されている?

アメリカでは、「座って行う会議と立ったまま行う会議のどちらのほうが効率が良いのか」について調べるための研究が行われています。

たとえばワシントン大学では、座って会議をした人と立ったまま会議をした人の腕にそれぞれ温度センサーを付けて、生理的な覚醒状態を比較するという研究が行われました。
するとその結果、立ったまま会議をした人のほうが、心拍数が上がったり呼吸が早くなったりといった興奮状態が長くキープされて、創造的なアイディアが生まれやすくなったのだそうです。
またミネソタ大学の研究によれば、デスクワークをしながら時速3キロくらいのゆっくり歩きをした場合、座っているときよりも血流が改善されて作業効率が上がったことが明らかになっています。

あの人やあの企業も立って会議をしていた!?

立ってアイディアを考えることの重要性を理解している経営者は多く、たとえば以下のような企業や人物が「立ったまま行う会議」を実践しています。

たとえばキャノン電子の社長である酒巻久氏は、職場における椅子の必要性について疑問を抱いた末に、職場から椅子を無くすという大胆な改革を実行しています。
酒巻氏の著書『椅子とパソコンをなくせば会社は伸びる!』によると、会議室から椅子を撤去したことによって会議への集中力が高まり、年間の会議時間が半減したそうです。

またIHクッキングヒーターなどを取り扱っている「アイリスオーヤマ」(代表取締役社長・大山健太郎)では、かれこれ20年以上立って行うミーティングを実践しているといいます。
さらにアップル社の創設者であるスティーブ・ジョブズ氏も、大事な話をするときには相手を連れ出して一緒に歩きながら話をしていたそうなのです。

このように「立って会議を行う」ことは、会議の効率を良くするための1つの手段であるといえます。
皆さんの会社もぜひ、会議を効率化するために会議を立ったまま行ってみてはいかがでしょうか?

このエントリーをはてなブックマークに追加