未回収リスクを防ぐ!優良な取引先を見分ける与信管理の方法

9f25060ef1184445fa3cac4c1954f963.jpg

後払いで取引をするうえで、どうしてもつきまとうのが未回収リスクです。しかし、企業間取引においてもっとも望まれている決済方法は後払いです。未回収リスクを避けて現金取引でしか対応できないと、取引自体が成立しないこともあります。そこで、未回収リスクを防ぎ、優良な取引先を見分ける方法をご紹介します。

与信管理とは?

未回収を回避する方法として一般的なのが、「与信管理」です。与信管理とは、一言でいうと取引先の情報を分析することです。この企業と取引をして問題ないか、また取引するとなった場合、いくらまで後払いで取引できるのか、などを定期的に見直すことで、未回収リスクの発生を最小化することを目指します。分析には、大きく3つに分けて、「定量分析」「定性分析」「商流分析」があります。

1、定量分析:決算書情報を主とする財務分析

定量分析とは、取引先の決算書を分析し、経営状態を把握することです。主な決算書には、貸借対照表(B/S)、損益計算書(P/L)、キャッシュフロー計算書(C/F)などがあります。定量分析には、かなり専門的な知識が重要になるため、自社に審査部門などの専門部署がない場合は、調査会社を利用することをお勧めします。 調査会社は企業の情報を収集して、評点という点数の評価をだします。 この評点に基づいて、自社で格付けをすることで、リスクのありなしを見分けることができます。

New Infographic

2、定性分析:決算書以外の情報に基づく分析

定量分析を行うことは重要ですが、決算書自体が手に入らなかったり、そもそも決算書が粉飾されている可能性があります。そこで、数字からは見えない情報を以て定量分析を補うのが定性分析です。定性分析では、経営者本人の性格や経営姿勢、離職率などを営業が目にした点、肌で感じた点を踏まえてチェックしていきます。 取引先の事務所のトイレを必ず見ているという方や、観葉植物がいつも枯れているなどの情報まで見ている方などもいるそうです。下記のような情報チェックシートを作成し、しっかりと分析できる体制を整えましょう。

a

3、商流分析:業界慣習や業種特性による決済条件を分析

商流分析では、支払いサイトは業界慣習に沿っているか、納品場所・方法は適切かなど、 取引自体の全体像(商流)を把握し、トラブルとなるような危険な点がないかを確認します。特に通常の取引している業種ではない異業種に対しては注意が必要です。支払いサイトだけでなく、現金化されるタイミングや取引先の先の販売先がどこで商品を販売するのかなどを把握しておくことが、取引の安全性につながります。

b

まとめ

いかがでしたか。未回収リスクを防ぐうえで、与信管理は重要な業務の一つになっています。しかし与信管理には、さまざまな角度からの分析が求められ、知識や経験に加え、かなりのコストも必要となります。社内で実施するのが難しい場合は、与信管理自体をアウトソーシングしてしまい、無駄なコストを削減するのも一つの方法といえるかもしれません。

このエントリーをはてなブックマークに追加